Quantcast
Channel: 道具・ギア(買い物) | 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2643

焚き火ができるおすすめタープを厳選!素材の特徴と選び方を解説

$
0
0

雨の日のキャンプでもバーベキューを楽しみたいなら、耐火性のある素材で作られた焚き火タープがあると便利です。所有しているテントのメーカーや必要なサイズを確認してから購入すれば、失敗が少ないでしょう。焚き火タープの基礎知識やおすすめ商品を紹介します。

焚き火ができるタープとは

画像提供:カンセキ WILD-1事業部

焚き火タープとは、どのようなタイプのタープなのでしょうか。使用されている素材の種類など、まずは特徴やメリットを紹介します。

燃えにくい素材で作られている

焚き火タープとは、難燃素材を採用したタープのことです。燃えにくい素材でできているため、タープの下でも焚き火を楽しめます。

一般的なタープは、軽量性や速乾性を重視してポリエステル素材が採用されています。雨をしのぐのに便利なギアですが、火の粉が当たると穴が開きやすいため、火の近くでは使用できません。

しかし、コットンなどの難燃素材で作られた焚き火タープなら、火の粉が飛んできても穴が開いたり燃え広がったりするのを防げます。

商品によっては、炎の延長上にくる部分に難燃シートを重ねているものもあります。機能性だけでなく、デザイン性を追求した商品が増えている点も魅力です。

雨の日の焚き火に大活躍!

雨の日のキャンプでは、基本的に焚き火ができません。タープがあれば雨をしのいで過ごすことは可能ですが、一般的なタープを張ったまま火を使うのは危険です。

しかし、焚き火タープを使えば、雨の日でもタープの下で火をおこせます。焚き火を囲んで家族や仲間とゆっくりくつろいだり、バーベキューを楽しんだりすることが可能です。

急な天候の変化に悩まされやすい山キャンプでも、焚き火タープを用意しておけば安心です。オープンタイプのタープを選べば、通気性も確保できます。

もちろん通常のタープとしても

タープの主な役割は雨よけや日よけです。雨天時や日差しが強いときにも、タープを広げればテントとは別に開放的なリビング空間を作れます。

特に真夏の暑い日にキャンプをする場合、タープは熱中症予防や日焼け防止に有効なアイテムです。熱中症にかかるとキャンプどころではなくなるため、単なる日よけ以上の役割を果たしてくれます。

焚き火タープは雨の日だけでなく、通常のタープとしても問題なく活用できるキャンプギアです。タープの購入を検討しているなら、マルチに活用できる焚き火タープを選ぶとよいでしょう。

人気の素材「ポリコットン」のメリット

画像提供:カンセキ WILD-1事業部

焚き火タープにはさまざまな素材が使われており、中でもポリコットンが人気を集めています。耐火性・耐水性・遮光性が高く、焚き火タープの機能を存分に発揮できる素材です。

耐火性に優れ燃えにくい

ポリコットンとは、ポリエステルとコットンを混ぜて作った素材です。『TC』や『T/C』と呼ばれることもあります。

火に強く燃えにくい点が、ポリコットンの大きなメリットです。火の粉が付着した程度ではダメージを受けないため、焚き火タープの素材に適しています。

ポリエステル100%の素材は、火の粉が当たるとすぐに穴が開いてしまいます。軽量かつ乾きやすいポリエステルの性質を残しながら、コットンの燃えにくい性質をプラスしていることが、ポリコットンの優れている点です。

耐水性が高く雨に強い

耐火性のみを重視する場合、ポリコットンではなくコットン100%素材のタープを選択する手もあります。しかし、コットン100%素材は重量がかさみ、扱いにくいのが難点です。

コットン100%素材と比較した場合、ポリコットンのほうが高い耐水性を持ちます。雨の日の焚き火用として主に使うことを考えると、耐水性が高い点は大きなメリットです。

ポリコットンはコットン100%素材に比べ、より軽量かつ速乾性が高いため、雨にぬれた後に乾燥させるのも時間と手間がかかりません。

遮光性抜群で濃い影ができる

ポリコットンに含まれるコットンには、遮光機能を高める性質があります。ポリコットン製のタープを使えば濃い影ができるため、より快適に過ごせる点がメリットです。

一般的なタープでもある程度の影は作れますが、強い日差しをしっかりと遮ることは難しいでしょう。ポリコットンのタープなら、日差しの強さを大幅に弱められます。

優れた遮光性を備えていることから、ポリコットンのタープは焚き火をしないキャンパーからも多くの支持を集めています。

焚き火タープの主な形状は2パターン

(出典) photo-ac.com

焚き火タープの種類は、形状の違いによりヘキサタープとレクタタープの二つに大きく分けられます。それぞれの特徴やメリットをチェックしておきましょう。

ヘキサタープ

六角形のシートを二つに折り、それぞれの角をポールとロープで張るタイプのタープです。『ヘキサタープ』という名称は、『ヘキサゴン(六角形)』に由来します。

1人でも楽に設営できる点が、ヘキサタープの大きな特徴です。二つの角をポールで自立させれば、ほかの角をロープで張るだけで設営が完了します。

優れたアレンジ性を備えている点も魅力です。ロープの張り方を変えるだけで、影の領域を広げたり狭めたりできます。

オープンタープの一種であり、開放感のあるリビング空間を作ることが可能です。張った際のスタイリッシュな見た目でも楽しめるでしょう。

レクタタープ

『レクタタープ』は、長方形のシートを山型に折り、6本のポールを使って張るのが基本です。レクタタープという名称は、長方形を意味する『レクタンブル』からきています。

ヘキサタープに比べ影になる面積が広くなるため、広い居住スペースを確保できることが特徴です。大人数で使用してもゆったりと過ごせます。

ヘキサタープと同様に、アレンジ性が高い点も魅力です。ポールやロープの使い方次第で、雨の流れを変えたり影になる部分を広げたりできます。

デメリットとしては、重量が重い点や設営に手間がかかる点が挙げられます。最初から1人で設営するのは難しいでしょう。

焚き火タープ購入前のチェックポイント

画像提供:カンセキ WILD-1事業部

焚き火タープを選ぶ際に気を付けたいポイントを紹介します。商品選びに失敗しないためにも、以下に挙げる3点を購入前にチェックしましょう。

簡単に設置できるか

焚き火タープを選ぶ際は、設置のしやすさをチェックしましょう。タープをうまく扱えないキャンプ初心者には、簡単に設置できるタイプの商品がおすすめです。

比較的楽に設置できるヘキサタープや、1本のポールで自立するタイプのタープなら、1人でも簡単に設置できるでしょう。

より快適にタープを使いこなしたいなら、持ち運びのしやすさを考慮することも大切です。自立式のタープに比べ、ヘキサタープのほうが携帯性に優れています。

サイズが合っているか

使用人数に合わせてサイズを決めることも、タープ選びで重要なポイントです。大人数で使用するなら、タープのサイズも大きめを選びましょう。

それぞれの商品には、メーカーが推奨する使用人数が表示されています。実際に使う人数より1~2人分大きめの商品を選べば、居住スペースを広めに確保することが可能です。

サイズを決める際は、タープ内に配置するギアの数も考慮する必要があります。また、サイズが大きくなるほど重量も重くなる点には注意しなければなりません。

テントと同じメーカーがベター

タープ選びで迷う場合は、既に持っているテントと同じメーカーの商品を選ぶのも一つの方法です。

カラーリングの相性のよさや連結のしやすさなど、同じメーカーならさまざまな面で使い勝手が向上します。サイズ感が統一されている点も魅力です。

メーカーによっては、テントとタープをセットで販売しているケースもあります。テントも購入する予定があるなら、最初からセット商品を選ぶのがおすすめです。

おすすめの焚き火タープ3選

画像提供:BE-PAL編集部

焚き火タープは、各メーカーからさまざまな商品が販売されています。以下に紹介するおすすめ商品の特徴やメリットをチェックし、タープ選びの際に役立てましょう。

S’more「Tarppi R-400」

シンプルな設計で簡単に設営できるタイプのタープです。難しい技術や知識が必要ないため、初心者でも楽に組み立てられます。

生地の素材は撥水加工が施されたポリコットンです。UVカット・防水・抗菌・難燃性などの機能を備えており、安心して使用できます。

一般的なタープとは違う、柔らかな手触りが特徴的です。大きめの収納袋にすっぽりと入り、楽に持ち運べます。

FIELDOOR「スクエアタープ TC」

遮光性や難燃性に優れたポリコットン素材を採用しています。撥水加工と防カビ加工が施されており、耐久性が高められている点も魅力です。

計16カ所に取り付けられたループベルトを使い、張り方を自由に決められます。1枚のタープでさまざまな楽しみ方ができるアイテムです。

シートのサイズは約280×280cmとコンパクトです。収納時はバックパックにも入るほどのサイズにまとまります。

  • 商品名:FIELDOOR「スクエアタープ TC」
  • 楽天:商品ページ

テンマクデザイン「焚火タープコットンレクタ」

画像提供:カンセキ WILD-1事業部

火の近くで使用してもダメージを受けにくいコットン生地を使用しています。約440×495cmと大きめサイズに設計されたレクタタープです。

水分を含むと膨張し、防水性が高まる仕様となっているため、PUコーティングが施されていません。丸1日雨が降っても、裏側まで水がにじまない耐水性が備わっています。

経年劣化が起きやすいPUコーティングを施していないため、長期間使用しても強度が保たれます。保管方法さえ気を付けていれば、数十年先まで問題なく使えるでしょう。

  • 商品名:テンマクデザイン「焚火タープコットンレクタ」
  • Amazon:商品ページ

まとめ

焚き火タープとは、燃えにくい素材で作られているタープです。雨の日に焚き火をする際に重宝します。通常のタープとしても使用可能です。

特に人気を集めているポリコットン素材には、優れた耐火性に加え、雨に強い耐水性も備わっています。濃い影ができるほど高い遮光性を発揮する点もメリットです。

タープを選ぶ際は、設置のしやすさや人数に応じたサイズを考慮する必要があります。形状の違いも意識し、使用状況や目的に合った商品を選びましょう。

The post 焚き火ができるおすすめタープを厳選!素材の特徴と選び方を解説 first appeared on BE-PAL.


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2643

Trending Articles