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完売必至?村の鍛冶屋の「スクエアケトル」。四角いヤカンの使い勝手を検証レビュー!

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スクエアケトル、焚き火にかける

四角い形の凄いヤツ!その実力は…?

シンプルかつ高機能な金属製品づくりで知られる「村の鍛冶屋」。そのブランド名である「TSBBQ」を冠したケトルがリリース!

ケトルは丸いものというイメージを覆し、スリムな四角形が特徴です。

シンプル&スタイリッシュな外観

テーブルの上のスクエアケトル

ケトルの素材は、耐久性の高い厚手ステンレス鋼。無骨な姿ながら、どことなく洗練された雰囲気も感じられる佇まいです。

2本のハンドルをたたむと、ほとんど凹凸のない姿に。この形状、実はとても合理的で便利なんです。早速、特徴的な外観からじっくりみていきましょう。

フタの造作が秀逸

フタの開閉

「スクエアケトル」のフタには、普通のケトルのフタにあるはずの「ツマミ」がありません。そのため、表面はあくまでもフラット。フタの開閉はフタ自体を水平に回転させて行ないます。

スクエアケトル、フタ

フタは、2箇所の爪をケトル本体のフックに噛ませて固定する仕組み。ケトルを傾けてもフタが落ちない設計です。

燕三条製のプライドを示す刻印

フタのアップ

フタは高級感のあるヘアライン仕上げ。「TSBBQ」のロゴと、その下には3本の線と空を飛ぶツバメの姿で、金属加工の街、新潟県「燕三条」製をアピール。

フタの円周上には6本の溝が切ってあります。この分だけフタが浮くので、湯を沸かしたとき、フタの全周から蒸気が抜ける仕組み。

わかりやすい水量MAXライン付き

MAX水位ライン

スクエアケトルの適正容量は約700ml。ケトルの雪口には、「MAX線表示」が刻印されていて、わかりやすいですね。

デッドスペースがなくパッキングしやすい!

バックパックに詰める

バックパックに入れる

四角い形状の最大の利点は、パッキングのしやすさ!バックパックに詰めたとき、デッドスペースが生じにくいというメリットが。

コンテナに収納する

コンテナに入れる

同様に、ギアコンテナに収納したときの収まりのよさもピカイチです。

スクエアケトルの容量は?

満水容量700ml

スクエアケトルの容量

ケトルのMAXラインまで水をれると、ちょうど700ml。それでは、実際に使ってみたらどうなのか、試してみましょう。

スクエアケトルを使ってみた

コーヒーを淹れる

バーナーでお湯を沸かす

アウトドアで過ごすコーヒータイムは格別なもの。スクエアケトルでお湯を沸かし、コーヒーを淹れてみます。平らで重心が低いため、シングルガスバーナーに乗せてもぐらつきません。

コーヒードリップ

お湯が沸いたので、いつものようにフィルターペーパーを使ってハンドドリップ。コーヒーを美味しく淹れるには、一気にお湯を入れてしまうのはNG。少しずつ緩やかに、そして慎重に注いでいく必要があります。

ケトルをゆっくり傾けると、意外なほど細く、そして美しい曲線を描いてお湯が落ちてきました!注ぐ湯量の細かいコントロールも可能。これは大のコーヒー党の筆者には嬉しい仕様です。単純な形状に見えますが、雪口の設計がとても優秀なんですね。

マグカップだと約3杯分

コーヒー3杯分の容量

容量700mlなら、マグカップにたっぷり目に入れて、ほぼ3人分のコーヒーが賄えます。

カップ麺を作る

カップラーメンを作る

アウトドアで食べると、これまた何故かとても美味しいカップ麺。手軽に摂ることのできるキャンプ飯の代表格ですね。

カップ麺に必要なお湯の量は、だいたい300ml前後です。容量700mlなら、2個分の調理が可能。尻漏れもなく、キレイに注ぎ切ることができました。水を無駄にしたくないアウトドアでの使用に適う、秀逸な設計です。

焚き火で使う

四角くて安定感抜群!

焚き火で湯を沸かす

直火の場合は、本体底からはみ出ない程度の火力で。底面積が広いため、焚き火台の細いゴトクの上でも安定して湯沸かしができます。

キャンプ中にケトルをひっくり返したら、貴重な水や食料は無駄になり、火傷の危険が生じるなど、えらいことになりますね。ぐらつかずしっかり安定して使えるということは、安全を第一に考えるべきアウトドアでの使用に適った製品であるといえるでしょう。

吊り下げて使用もOK!

持ち手の窪み

ハンドルの頂点には窪みがあり、吊り下げて使用するときにズレにくくなっています。

焚き火の上に吊るす

焚き火の上でフックにかけてみました。ハンドルの窪みのおかげで、ぐらつくこともなく下げられます。

なお、吊り下げて使用する際は、ハンドルを2本ともフックにかけるよう注意してください。

デザイン性と安定感、使い勝手のよさ、3拍子揃った逸品!

スクエアケトル、全体像

サイズは、16.5×16.5×高さ5.1cmとコンパクト。重量は595g、決して軽量とはいえませんが、手に持ったとき、しっかりとした造作のよさが伝わってきます(数値はいずれも実測値)。

細部まで考え抜かれた秀逸な設計、キレのある姿形と相まって、持つ喜びを感じさせてくれる名品ケトルといえるでしょう。

村の鍛冶屋「スクエアケトル」商品情報

販売価格:税込7,150円
素材:本体・ステンレス鋼、本体底面・ステンレス鋼(厚さ0.8mm)
満水容量:1L
適正容量:700ml
使用可能熱源:IH調理器(100V・200V)、ガスコンロ、ハロゲンヒーター、シーズヒーター、電気プレート、炭火
※灯油ストーブなどの暖房器具の上では使用できません
販売サイト:https://www.yamac.co.jp/tsbbq/product/square_kettle

関美奈子プロフィール
私が書きました!
アウトドアライター/デザイナー
関美奈子
美術大学在学中のバックパック・スケッチひとり旅の経験を活かし、自然や人に優しい女子ソロキャンプのアイデアや、簡単アウトドアDIY、キャンプ飯レシピを発信中。
ガールスカウト世界連盟ジャンボリー日本代表(1982年)、ガールスカウト日本連盟キャンパーズライセンス(野外活動指導者資格)取得。アトリエばく代表。Instagram:@minako_seki_atelierbaku

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