弥生人もやっていた「舞錐(まいぎり)法」の火起こしに挑戦
百科事典によれば、弥生時代にニッポン人は「舞錐(まいぎり)法」で火を起こしていたという。のちに石を打ち合わせて火花を起こす「打撃法」が普及した。ちなみに、古代ギリシャや中国では「光学法」(レンズなどで太陽光を1点に集める)が行なわれ、東南アジアでは「ピストン法」(水牛の角などでできた筒とピストンで空気を圧縮して熱を起こし、火口に着火させる)が行なわれていた。いろいろとやり方はあるものだ。...
View Articleにっぽん刃物語「グレートジャーニーと斧 」~丸木カヌーを手作りして鉄の偉大さを実感した~
刃物の持ち主 探検家・文化人類学者 関野吉晴さん 一橋大学在学中に探検部を創設しアマゾン川全域を下る。以後、南米の旅を続け、1993年からは人類拡散の旅を逆の道からたどる『グレートジャーニー』に着手。 ※ 所属や肩書は取材当時のものです。...
View Article超強靭!超柔軟!水をたっぷり持ち歩けるウォーターキャリー
テスター アウトドアライター 高橋庄太郎 南国好きアウトドア系ライター。毎年春になると沖縄の離島に飛び、一足早い夏を楽しみながら、新しいアウトドアギアを試している。著書に『山道具 選び方、使い方』など。 クルマで踏んでも破裂しない柔軟な素材を用いたハイドラパック「シーカー」シリーズ...
View Articleアウトドアでも役に立つ医療用ハサミ「ミニユーティリティシザース(MARATAC)」
私が自腹で買いました BE-PAL創刊編集長 中村滋 1944年生まれ。『BE-PAL』『DIME』『サライ』の創刊編集長。現在は「Cool Senior Magazine」を編集。 「“く”の字」型をしたMade in U.S.A.の医療用ハサミ...
View Article野で書を、筆で手紙を! ニッポンの素晴らしい「したためる文化」を継承しよう!
日本唯一の製硯師(せいけんし)である青桺貴史さんと共同で開発 2002年11月、モンベルが米国ボールダーに直営店をオープンしたとき、「mont-bell」という欧文を筆書きしたネオンサインが置かれていた。ロゴ書体ではなく、あえて毛筆でしたためたブランド名のネオンは、日本発であることを強く印象づけるものとなった。聞くとそれは、モンベルの辰野勇社長(当時)自らの書であるとのことだった。...
View Article雨にも強い!アウトドアズマンのノートこと「測量野帳」の60周年記念モデルが話題!
発売60周年を記念して作られた限定デザイン コクヨが誇るベストセラーノート「測量野帳(そくりょうやちょう)」。1959年の登場から今年で発売60年周年を記念して、数量限定のアニバーサリーモデルが登場します。発売は2019年7月8日(月)の予定。一部店舗ではすでに先行発売されており、実際に手に入れた人たちがSNSに投稿するなど話題です。 記念すべき「60th」の刻印付き。...
View Article気密性が半端じゃない!ナイトアイズの完全防水バッグ
新開発の防水ジッパーを採用した完全防水バッグ「ナイトアイズ RUN OFF」シリーズ上陸! ぜったいに濡らしたくないPC関係のケーブル類を入れたポーチを、思いっ切り水の中に突っ込んでみたけど、まったく問題ナシ! アウトドアリテーラーショーで発表され、話題となったナイトアイズの防水バッグが、さっそく日本でも発売が決まったので詳しく紹介しよう。...
View Article「肥後守」を超えて世界のスタンダードになるか「新晶之(まさの)守」
日本の刃物産地といえば、東から燕三条(新潟県)、関(岐阜県)、武生(福井県)、堺(大阪府)、播州三木(兵庫県)、安来(島根県)などが有名だが、四国の土佐(高知県)もそのひとつ。日本刀の流れをくむ鍛造技術を用いて、おもに農業や林業で使う刃物を作って、定評を得てきた。いまはアウトドアユーザー向けのナイフもたくさん製造していて、その代表的な鍛冶工房が南国市のトヨクニ(1946年創業)である。...
View Articleにっぽん刃物語「竹細工職人の山鉈 」~手際よく伐り集めるには重みがありつつ、振り疲れしない鉈~
刃物の持ち主 戸隠 竹細工職人 井上栄一さん 29歳のときに家業の竹細工を継ぐ。戸隠で今も本格的に竹細工を続けている職人は現在15人ほど。高齢化が著しく、後継者問題が大きな課題になっている。 ※ 所属や肩書は取材当時のものです。 祖父の代に打刃物産地として知られる信濃町の鍛冶屋に作ってもらったもの。材を割る作業に使う鉈は、これよりやや厚め。伐り出しにはクマ避け鈴も必携だ。...
View Article履き心地が超気持ちいい!流行のリカバリーサンダル集めました!
トレッキングやトレイルランニングのあと、酷使した足にやさしくフィットするリカバリーフットウェアは、今年の旬。職場やインドア用としても重宝しそうだ。 「リグ」ふわっふわぁ〜な履き心地がたまりません! 日本初のリカバリーサンダルブランドとして誕生。甲高、幅広な日本人にとって快適な履き心地を追求することで、欧米ブランドと一線を画す。その履き心地はふわっふわっでした。...
View Article創刊38周年記念ロゴ入り! ビクトリノックスの名品セット
『ビーパル』は1981年に創刊し、2019年に38周年を迎えた。毎年7月号の通販ページでは周年を記念したオリジナル商品を開発して販売しているが、今年の目玉は記念のロゴ入りのビクトリノックスセットである。ミディアム・マルチツールの「ハンディマン」(24ツール)とカード型マルチツールの「スイスカードライト」(13ツール)、そして「ハンディマン」のレザーケースを合わせて全38ツールとなっている。...
View Articleフリースに代わる近未来のミドラー素材を使用した「パワーエアフーディー」
テスター アウトドアライター ホーボージュン 大海原から6000m峰まで世界中の大自然を旅する全天候型アウトドアライター。Twitterアカウントは「@hobojun」。 マイクロプラスチック問題に挑む!...
View Article囲炉裏テーブルがキャンプを快適にする! おすすめ製品ピックアップ!
写真はBE-PAL編集部(早)が愛用する囲炉裏テーブル。仕事にプライベートに使い込んでいる。囲炉裏テーブルの存在はキャンプ仲間にも上々だ! 食卓も焚き火テーブルも兼ねる、とてもマルチな存在...
View Articleあのヘリノックスだから、ウエストバッグも革新的
ラグビーボールくらいの大きさ(1.8L)のウエストバッグである。メーカーは「TERG(ターグ)」。「TERG」は「Trial and Error Research Group」の頭文字から名づけられている。アウトドアチェアで有名なヘリノックス社の新製品開発セクションから誕生したという。...
View Articleにっぽん刃物語「クマ撃ちのタテ鉈 」~山の神への敬意は忘れない~
刃物の持ち主 猟師・熊の湯温泉主人 吉川 隆さん 青森県鰺ヶ沢町在住。20歳から白神山地で狩猟を始める。過去に息子さんと山のパトロール中にクマに襲われ顔面に重傷を負う。「風が強い日でずっとガサガサしていて、互いに気が付かなかった」 ※ 所属や肩書は取材当時のものです。...
View Article本気で使える小型×軽量な焚き火台特集! コンパクトだからソロキャンプやツーリングにもおすすめ!
キャンプの醍醐味と言えばBBQと焚き火! という人も少なくないはず。ひとりでキャンプ(ソロキャンプ)しても炭火で肉を焼きたいし、焚き火もしたい。極厚鉄板も楽しみたい。 それでもファミリーキャンプで使うような大型の焚き火台(焚火台)だとソロキャンプには持て余すほどの大きさ…なので、少人数のキャンプではコンパクトな焚き火台がオススメ。...
View Articleにっぽん刃物語「炭焼き職人の金箭」~最も鈍角な刃物、それは楔である~
私が書きました! 足助屋敷炭焼き職人 近藤三郎さん 叔父は足助でも名を知られた炭焼き名人で父親も炭焼き。山に入ったり炭を焼いているときが至福の時間だという。ボランティアで火縄銃用の火縄も作る。 ※ 所属や肩書は取材当時のものです。 金箭は全鋼製で先端のみ焼きが入っている。頭部まで硬くすると手に響いて疲れやすくなる。潰れていくことで衝撃を吸収する。胴に刻まれた線はスリップ止めで、抜けにくくする。...
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